第52回定期総会を開催しました

第52回定期総会を開催しました

道農連は2月12~13日(水~木)、札幌サンプラザで第52回定期総会を開催し、全道の地区・市町村組織の代議員ら約130名が参加しました。総会では、4本のスローガンを確認するとともに、2024年度活動報告及び収支決算、2025年度運動方針及び予算案が満場の拍手で了承されました。

 2025年度の運動方針は、運動のテーマを「国内農業生産の増大を図り、輸入依存から転換し、再生産可能な価格形成と経営安定に資する直接支払制度の確立を求める運動」と掲げ、重点課題として、①食料安全保障の強化など食料・農業・農村基本計画改訂と実効性確保、②適正な国境措置の確保と国際貿易交渉対策の強化、③「真の農政改革」政策提言<2023年改訂版>の実現運動の推進、④生産現場の視点に立った国会論議と農業政策の実現、⑤生産者の声が反映される政策実現に向けた農民政治力の結集の5本を柱に、運動展開することを提起しました。

 また、執行部から「国内農業生産の増大を図る基本計画改訂などに関する特別決議(案)」が上程され、満場の拍手で採択されました。

 なお、役員改選では、新委員長に中原浩一氏が就任し、大久保明義委員長が退任しました。また、出嶋辰三副委員長と梅田俊則副委員長が再任し、山口浩幸氏が新書記長に就任しました。会計監査は、千田勝也氏と藤原賢司氏が再任し、手塚昌宏氏が退任して新たに天沼寧氏が就任しました。

【総会スローガン】

一. 世界情勢の不安定化などを背景とした改正基本法に基づき、国内農産物の増産を図る供給体制の構築と食料安全保障支払の創設や予算拡充を求めよう
一. 基本計画改訂に向けた食料自給率向上に資する生産努力目標の設定、未達成での検証や施策の具体化など、安定供給が図られる農業政策を確立しよう
一. 農業人口減少を踏まえ更なる組織への理解醸成・情報発信や体制強化を図り、盟友一丸となって政策提言「真の農政改革」実現に向け運動を展開しよう
一. 農業を犠牲とする国際貿易交渉には断固反対し、国民合意の運動強化と生産現場の意見が反映される、農業政策の実現に向け農民政治力を結集しよう

【2025年度役員体制】

委員長中原 浩一(上川・新)
副委員長出嶋 辰三(十勝・再)
梅田 俊則(北見・再)
書記長山口 浩幸(空知・新)
会計監査千田 勝也(後志・再)
藤原 賢司(釧根・再)
天沼 寧(道南・新)

〇「国内農業生産の増大を図る基本計画改訂などに関する特別決議」
〇総会宣言

主催者を代表して大久保委員長の挨拶
運動方針等を説明する中原書記長
河合運営委員長による総会宣言提案
出嶋副委員長によるスローガン確認
2025年度役員体制
梅田副委員長から閉会挨拶
議長の粥川氏(左)、山端氏(右)
退任挨拶を行う江口氏(左)、大久保氏(右)
団結ガンバロウ唱和